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希望の一滴 中村哲、アフガン最期の言葉
¥1,650
【全国学校図書館協議会 2021年 第54回「夏休みの本(緑陰図書)」選定 】 ※中学校向け 【(公社)読書推進運動協議会 2021年「敬老の日読書のすすめ」選定】 【(公社)読書推進運動協議会 2022年「若い人に贈る読書のすすめ」選定】 銃撃から一年。追悼、中村哲。 飽食、不寛容、温暖化・・・この世界に生かされている私たちが読むべき1冊 2019年12月にアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の寄稿を再編集した本です。 亡くなる直前の同月2日に西日本新聞朝刊に掲載された原稿を含め、2009年から10年にわたって書き続けた連載を一冊にまとめました。 沙漠化した土地に水を導き、多くの人々の命を救った中村医師。 泥にまみれ、宗教や慣習の違いを受け入れ、命の危険さえ感じながらも活動を続けてきた著者の言葉は、何が虚構で何が真実かを見極める目を養えと、今を生かされている私たちに訴えます。 著者の活動を支援してきた福岡市のNGOペシャワール会の協力のもと、本人やスタッフが撮影した数々の写真を収載したのが本著の特徴です。芥川賞作家火野葦平を伯父にもつ中村医師は、書いて訴える「言葉の人」でした。 本著は、10冊近くある既刊書とは趣を異にし、オールカラー写真で見るアフガンの風景や人々の表情が著者の文章を裏打ちします。いわゆる写真家が撮影した写真ではありませんが、 映し出された人々の表情は、長年にわたり現地で人々に寄り添ったからこそ撮れる、偽りのないものです。 本紙への寄稿原稿は、中村医師の事業報告であり、時事評論や随想でもあります。 一冊の本にするにあたり、本文に出てくる用語などには、出版元の責任で脚注を追加し、 読者が当時の社会情勢を振り返りやすくしています。 米同時多発テロをリアルタイムで知らない若い世代にも手に取ってほしいと願うからです。 中村哲という人物の功績をたたえるだけにとどまらず、彼が抱き続けた世の不条理への怒りや自然への敬意を感じながら、温暖化や自国第一主義がまん延する今の世界を、どう生きるべきか読者が考える材料となることを期待しています。 「見捨てられた小世界で心温まる絆を見いだす意味を問い、 近代化のさらに彼方を見つめる」 (西日本新聞2019年12月2日朝刊に掲載された絶筆原稿から抜粋) 中村哲 著 192ページ/A5判/並製/オールカラー/本体1,500円+税 ISBN978-4-8167-0988-3 C0036 2020年12月17日発行
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31センチの約束
¥1,320
友だちが苦しんでいるとき、あなたならどうしますかー? 小学4年生のサラは、おしゃれ好きな女の子。友だちのゆいといっしょに、バレーボールのクラブチームに入って毎日を楽しんでいます。 ところが突然、ゆいが白血病という病気になったことがわかります。治療のために、ゆいの美しい髪が失われてしまいます。 サラは、ゆいのために髪を伸ばし、ウイッグ(かつら)を作ってプレゼントしようと心に決めます。でも、バレーボールクラブには「髪はショートカット」という伝統があって…。 病気の治療で髪を失った子どもたちへ、髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」をめぐる物語。小学校中高学年~。 嘉悦洋 著 ながん 絵 96ページ/A5判/上製/本体1,200円+税 ISBN978-4-8167-0992-0 C8093 2021年5月30日発行
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現場 記者たちの九州戦後秘史
¥1,540
SOLD OUT
真実を追い、歴史を紡ぎ出す。 OB・OG・現役記者による秘史52本。 地方紙記者が駆け綴った、激動の時代の舞台裏。 成長戦略にうつつを抜かし、人命を軽視した結果、水俣病に象徴される悲惨な公害事件が各地で起き、その深層を記者の目は捉えた。問題はまだ終わっていないことを訴え続けている。 また、拝金主義のまん延が悪徳商法や凶悪な保険金殺人などに現れ、その闇を追った。 女性記者は恐怖心を抱きながら、闇金融業者に直撃インタビューした。 暴力団幹部に日本刀を突き付けられた記者もいる。 石油危機の中東取材で現地警察に拘禁された余話も紹介された。 そんな修羅場に身をさらしても、記者たちを突き動かしたものは何か。それは見て聞いて報じる使命を負った「記者である」ことの一点に尽きる。 戦後の「親方星条旗」期の取材/三池争議/九州大ファントム墜落現場/エンプラ闘争/よど号事件/容疑者の言い分/書いて守る人権/公害/天災/弱い者いじめ/日本初のセクハラ訴訟/ホークス誘致/中国残留孤児/オウムに揺れた村/ヤミ金融/熊本地震など。 西日本新聞社 編 336ページ/四六判/本体1400円+税 ISBN978-4-8167-0984-5 C0036 2020年11月11日発行
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産業医が診る働き方改革 増補改訂版
¥900
生き生きと働き続けるためには、心身の健康が第一。産業医は仕事の健康への影響を探究し、職業病の予防を指導する、いわば職場の「かかりつけ医」です。 職場のさまざま健康課題と対策法を産業医が分かりやすく解説し、好評を得た初版に15項目を加えて再編集した決定版。経営者や人事・労務担当者も必読・必携です。 疾患や生活習慣など具体的な事例をもとに予防・改善策をアドバイスします! ・老眼 ・骨粗鬆症 ・肝炎 ・睡眠負債 ・三次喫煙 ・腰痛 ・インフルエンザ ・うつ病 ・アトピー性皮膚炎 ・ワークライフバランス ・職業性アレルギー ・アルツハイマー型認知症 ほか 産業医科大学(北九州市八幡西区)は、1978年に設立された「産業医」および「産業保健専門職」 を養成する医科大学。 産業医学・産業保健、そして医療分野の人材育成とともに、働く人の健康を守り増進する基礎ならびに応用分野の研究を担う日本を代表する機関である。2019年、英国の高等教育専門誌「THE(Times Higher Education)」の「THE世界大学ランキング2020」で世界351~400位の評価を受け、日本国内7位、私立大学では1位となった。 産業医科大学 編 232ページ/新書判/本体818円+税 ISBN 978-4-8167-0976-0 C0047 2020年2月1日発行
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続・ペコロスの母に会いに行く
¥1,320
「ゆういち、生きとこうで。生きとけば、どげんでんなる。」 母と父の気配をすぐそこに感じながら 詩情豊かに描いた、老いとぼけと家族の物語。 デビュー作『ペコロスの母に会いに行く』(第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞)から約7年。 西日本新聞※、新潟日報※、東京新聞、北海道新聞で長期にわたり連載された8コマ漫画「続・ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの陽だまりの時間」を再編集。(※は現在も連載中) 【著者あとがきより】 とにかく生きてください。どういう時代をどういう状況でくぐり抜けようと、 くぐり抜けた日々は全てあなたの糧になっています。 後で気づくので、気づく時まで、まず生きてください。 僕の卒業時の卒業アルバムにあったカロッサの詩の一節、 生きていなさい! 星が私に言いました。 生きていなさい! 森も小川も言いました。 この言葉がずっと心にありました。 自殺しようとして森に入った人に向かって、自然が囁いた言葉だと解釈して。 とても腑に落ちるフレーズでした。そしてこの言葉を自分なりに咀嚼して、 生きとかんば! (生きとけば)どんげんでんなる! これらの言葉をキーワードにマンガや唄を作っています。 (中略) ボケるということは、辛かったことも忘れていくということ。 認知症になった母の頭の中を、僕は、父との楽しい思い出で満たしてあげたい。 そのために、僕は漫画を描く。 だから希望しか描かない、描きたくない。 そう思っています。 老いを、人生を、笑っていきましょで! 皆さんの肩の荷が少しでも軽くなりますように。 ペコロスこと、漫画家岡野雄一のタイムトラベルエッセイ決定版をお届けします。 <著者紹介> 漫画家、シンガーソングライター。1950年長崎市生まれ。高校卒業後に上京、出版社に勤務。40歳で長崎にUターンし、息子と老いた両親と同居を始める。 父さとるさん亡き後、「ぼけ」が始まった母みつえさんとの日々を、長崎のタウン誌に描き始める。自費出版した漫画が話題を集め、 2012年にデビュー作『ペコロスの母に会いに行く』(西日本新聞社)を刊行。第42回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞し、25万部超のベストセラーとなった。 同名でドラマ化(NHK-BS)され、2013年秋に映画化される。映画は2013年の第87回キネマ旬報ベスト・テンで、日本映画ベスト・ワンを獲得。『みつえばあちゃんとボク』(西日本新聞社)のほか著書多数。 『ペコロスの母に会いに行く』は2019年3月にKADOKAWAから文庫化され、同年5月からNBCテレビ(長崎放送)でアニメが放送開始予定。 岡野雄一 著 192ページ/A5判/本体1,200円+税 ISBN978-4-8167-0971-5 C0095 2019年5月20日発行
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ペコロスの母に会いに行く
¥1,320
◎第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞!◎ 母は、人生の重荷を下したかのように、ゆっくりとゆっくりとボケていきました─ 62歳、無名の“ハゲちゃびん”漫画家が 施設に暮らす認知症の母との 「可笑しく」も「切ない」日々を綴った 感動のコミックエッセイ! 40歳で故郷長崎にUターンした漫画家(62歳)が、親の老いを見つめてきた日々の、笑えて、温かくて、どこか切ない家族の物語。 主人公は、認知症と診断され施設に暮らす現在89歳の母。母が見せる「人生の重荷を下ろしたとびっきりの笑顔」や、著者のはげた頭を見て名前を思い出すエピソード、時折つぶやく亡き父との思い出話などを描いたコミックエッセイです。 「忘れること、ボケることは、悪いことばかりじゃないんだ。母を見ていてそう思った」 長崎市の老舗書店で2カ月間売り上げ1位を記録した自費制作本などから、家族を描いた漫画を集め、新作やエッセイを加えて刊行! 岡野雄一 著 B5判変型/192ページ/並製 ISBN978-4-8167-0853-4 C0095 2012年7月7日発行
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みつえばあちゃんとボク
¥1,320
25万部発行「ペコロスの母に会いに行く」の岡野雄一氏、最新刊。 全国の読者に愛された、みつえばあちゃんのかわいらしさと詩情豊かな心象描写がオールカラーで、さらに広がります。 東京から(ハゲた)お父さんの故郷・長崎に引っ越してきた小学生のまーくんは、母親代わりのみつえばあちゃんと、さとるじいちゃんと、仲良く一緒に暮らしています。本書は、特に事件が起こるでもない、ばあちゃんと孫の日常を描いたものですが、岡野さんはその中に「豊潤な時間」を見つけます。まーくんを温かく見守り、少しずつ老いていくみつえさんに、読み手は「誰よりも心を許した、許したかった」おばあちゃんの姿、声を思い出すことでしょう。 前作同様、岡野さんが描くのは、決して「無」ではない、認知症の豊かな世界。 「記憶は愛である」と言ったのは、映画「ペコロスの母に会いに行く」の森﨑東監督。まーくんとみつえばあちゃん、それぞれの愛を感じてください。 岡野雄一 著 208ページ/四六判/本体1200円+税 ISBN978-4-8167-0911-1 C0095 2015年12月24日発行
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延命治療について知っておきたいこと ~こころに添う最期~
¥770
命の終え方は最後の生き方。なるべく望ましいものとなるよう元気なうちにこそ、考えてみませんか? 思わぬ事故や病気、認知症…。もしもの時、自分の意思を託すためにできること。人工呼吸器、点滴、胃ろう、緩和ケア…。 主な治療の種類と「事前指示書」の書き方を イラスト付きでわかりやすく紹介するハンドブック。 【自らも母親の看取りを体験。日々緩和ケア病棟で命と向き合う、臨床心理士が書きました。】 ●主な目次● 第1部 延命治療とは ・正しい知識を持つ ・延命を望まない場合その後の医療は? 第2部 事前指示書について ・事前指示書と、その意義 ・事前指示書を書く 第3部 家族の命の終わり方を考える ・家族の思いを知ること ・家族としてできること 藤井悟子 著 48ページ/A5判/本体700円+税 ISBN978-4-8167-0879-4 C0336 2014年3月10日発行
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食卓の向こう側 コミック編
¥1,047
SOLD OUT
西日本新聞社では、連載やシンポジウムなどを収録したブックレット(小冊子)の出版を続けてきましたが、「子どもたちにも読ませたいが、テキストみたいでとっつきにくい」「食に無関心な層に伝えてほしい」との読者の声を受けて、連載をベースに書き下ろした漫画「コミック編」を刊行することになりました。「家栽の人」で知られる漫画家の魚戸おさむさんが描きます。 若い世代の食生活の実態に警鐘を鳴らし、毎日の排便の大切さを訴えた「うんこ」(第一話)、いびつな食生活により心身が病むことを説いた「青春期内科」(第二話)など計5話で構成します。主人公の女性記者が、取材を通じて「食の現状」を知り、成長していく過程を描きながら、食卓の向こう側に横たわる社会の姿に迫ります。 魚戸おさむ 作画 佐藤弘・渡辺美穂 原作 130ページ/A5判 ISBN978-4-8167-0737-7 C0036 2007年10月9日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側第13部 命の入り口 心の出口
¥524
偽装表示や残留農薬問題、激化する食料品の価格競争などによって「食品」に対する私たちの関心は高まってきました。でも、食べ物を口の中に入れた後のことは、考えてきたでしょうか。また、口は健康のシグナルであり、全身の病気とつながっていることが分かってきたのに、他の病気に比べて歯科の優先順位が低いのはなぜでしょうか。 本書は、そんな疑問を提示することからスタートした連載「命の入り口 心の出口」(2009年11月22日~12月1日、2010年1月31日~2月15日)を中心に、連載内容を基調としたシンポジウム、取材班に寄せられた読者の声や関連資料を添えて構成しました。口と咀嚼をテーマに、私たちの健康や医療のあり方などを考えます。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 108ページ/A5判ブックレット ISBN 978-4-8167-0816-9 C0336 2010年6月20日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側 ~キャンパス編~(第1部から第6部までのダイジェスト版)
¥524
SOLD OUT
一人暮らしの大学生など加工食品や外食に頼りがちな若い人に読んでもらうために、「食卓の向こう側」の第1部から第6部までを再編集したダイジェスト版。 植物油に添加物を加えて白く乳化させたコーヒー用の“ミルク”など、便利だがどこか奇妙な「フェイク(もどき)食品」をとりあげた「もどき-安さの裏にあるものは」、中高生から30代に多いペットボトル症候群について解説した「糖分―表示で気付きますか」など、若者の暮らしに直接関係ありそうな内容の記事を抜粋。 このほか、2005年、本紙に連載した「自然食をつくろうレシピ」とミールカード(生協食堂で使える料金前納制の年間利用定期券)を利用して学生たちに3食をきちんととってもらうための大学生協の取り組みを紹介した記事など、新たな関連記事も加え、まとめました。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 112ページ/A5判ブックレット ISBN 978-4-8167-0674-5 C0336 2006年2月14日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側9 ~広がる輪~
¥524
SOLD OUT
「食卓の向こう側」の本紙連載がスタートして3年が過ぎました。そこで訴えたことは、新聞というメディアの枠を超え、人と人との出会いによって広がりを見せ始めています。 本書は、2006年12月5日から18日にかけて本紙朝刊で連載した「食卓の向こう側・第9部 広がる輪」を中心に、連載に寄せられた読者の感想・意見や関連資料を添えて再構成しました。 子どもたちや若者が自ら弁当、みそ汁を作ることで暮らしの力を取り戻す活動、「食育推進都市」を目指す長崎県佐世保市の挑戦。それぞれができる範囲から食、暮らしを変える「半歩先」の行動を踏み出し「さらに輪を広げよう」と動き出した人たちの活動を紹介しながら、現代社会で生きていくために必要な食育のあり方、可能性を探ります。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 A5判ブックレット ISBN 978-4-8167-0717-9 C0336 2007年3月6日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側10 ~海と魚と私たち~
¥524
SOLD OUT
縄文時代の遺跡から魚の骨や釣り針が見つかる島国・日本。それはコメを主食にする前から、海の恵みを糧にしてきた証拠でしょう。しかし近年、海と私たちとの関係は激変しました。地球の反対側で取れる魚を常食したり、「漁場」だった海や川を、経済活動や生活の「ごみ捨て場」にしたり。 本書は、こうした日本の現状を探った本紙連載「食卓の向こう側 第10部 海と魚と私たち」(8007年2月27日~3月8日)を中心に、連載をテーマに催したシンポジウム、取材班に寄せられた読者の声や関連資料を添えて再構成しました。 私たちの暮らしと海、魚は密接につながっています。何を買い、どんな食べ方をするか。豊かな資源とともにあり続けるための暮らしのありようを考えます。 西日本新聞社 編 90ページ/A5判ブックレット ISBN 978-4-8167-0730-8 C0336 2007年8月12日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側1 ~こんな日常どう思いますか~
¥524
SOLD OUT
経済大国といわれる日本。国内総生産(GDP)は米国に次ぎ世界第2位。だが、この閉塞感はどうだろう。年間の自殺者は3万人。モノがあふれ、豊かに見えるが、どうも幸せとは思えない。お金さえ出せばなんでも食べられる満ち足りた食生活を送る一方で、膨らむ健康への不安。それをあおるかのように、「○○が病気に効く」「○○健康法」という〝錬金術〟のような情報がうたかたのように現れてはまた消えていく。 そんな現代の「食」が、私たちの社会の何を映し、何を問いかけているのか。シリーズ「食卓の向こう側」は、その背後にあるものを見つめることにある。 第1弾は総論編。共稼ぎ夫婦と子どもの家庭での孤食と偏食の実態。骨粗しょう症が、子どものときの食事に原因があるとか、息子のアレルギー体質は、夫婦の若いころのファストフード型の食事に関係があるなどの指摘。軟食化の怖さ、旬を忘れた食べ方…。 記者たちの鋭いまなざしから発信された食の現実が、家族や地域、環境や農業、医療、教育、福祉のありようを考えさせる。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 A5判ブックレット ISBN978-4-8167-0597-X さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側2 ~「命」つなぐために~
¥524
SOLD OUT
話題は多岐にわたる。コンビニ弁当、「フェイク(もどき)食品」といった食料最前線から、排便にみる健康問題。あるいは、テレビ情報が爆発的な売れ行きにつながる「みのもんた現象」、高齢者の「食べる力」が「生きる力」につながることや食事と出生率の関係、食事療法で腎臓病を克服した若い女性の体験記なども盛り込まれ、このテーマが医療や環境、産業、教育、福祉など私たちのあらゆる領域にかかわっていることが分かる。 現場ルポに加え、読者の声、シンポジウムの詳報、識者や生産者に牛海綿状脳症(BSE)と鳥インフルエンザについてインタビューした「安心は守れるか 食肉問題―私はこう思う」などの記事も収録。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 A5判ブックレット ISBN978-4-8167-0600-3 C0336 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側3~給食 未来をひらく~
¥524
SOLD OUT
「私たちはもう栄養のことは忘れてしまった。昔あった、白あえ、いり卵、ポテトサラダだって給食の献立からはずされた。扇風機で冷やすと、菌が舞うという理由から」 2004年6月、福岡市で開かれたシンポジウム「学校給食で未来を創ろう」の一場面。パネリストの給食調理員の言葉から、行政に対する、半ば、あきらめにも似た無力感が伝わってきた。「トマト以外の野菜は、七五度以上の熱湯で一分間以上ボイルすることが義務づけられた。栄養価、食感を考えて、みずみずしい生野菜を提供したいが…」 シリーズ第三弾は学校給食。「現場の声」が出せない構図や、アレルギー対応、地産地消に取り組む自治体の挑戦などが主なテーマ。だれのための、なんのための給食か。子どもたちのためには、何が大事で、何をすべきか。揺らぐ食を探り、給食の重要性を説いている。 A5判ブックレット ISBN978-4-8167-0610-0 C0336 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側5 ~脳、そして心~
¥524
SOLD OUT
母親と胎児をつなぐへその緒から内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)が発見され、キレる子どもや凶悪な少年事件が社会問題化している現代。それらへの数多い分析がある中、食べ物や食生活も見逃してはならない重要な要因の一つです。 本書は、食を介して体に入る化学物質や食卓のあり方が、脳、心にどう影響するかを取り上げた連載「食卓の向こう側 第5部 脳、そして心」(2005年4月29日~5月16日)と、5月21日に福岡市内で開いたシンポジウム「脳、心…食の役割を考える」中心にまとめたものです。複合汚染が進む中、化学物質漬けの環境に、どう対応していけばいいのか、食卓での団欒と心のつながりをどう考えればいいのか。私たちに迫る危機を食と、そのかかわり方を通して見つめ直します。 A5判ブックレット ISBN978-4-8167-0645-3 C0336 2005年7月5日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側6 ~産む力、生まれる力~
¥524
SOLD OUT
お産を通して現代人の食や体を見つめた連載「食卓の向こう側第6部 産む力、生まれる力」(2005年7月25日から31日掲載)と連載で紹介した助産師や専門家に加え、新たな産院のあり方を模索する医師らが参加した座談会、読者の感想、取材班の記者が自然料理教室に通いながらレシピを執筆、本紙で連載した「美穂の『めざせ!半歩先』自然食をつくろう」などに関連資料を添え、再構成しました。 妊産婦が「産み育てる体づくり」を意識して、できることから食を見直していけば、それはそのまま、胎児を含む子どもたちの「ふるさとの味」が見直されることになり、家族みんなの食が整っていくきっかけにもなります。お産は、現代人の心と体をよりよい方向に導くための大きなチャンスと言ってもよいでしょう。命の始まりと向き合う「お産」を通して、現代人の食生活や生き方、体の動き、社会の在りようを見つめ直します。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 A5判ブックレット ISBN978-4-8167-0664-X C0336 2005年12月8日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側4 ~輸入・加工 知らない世界~
¥524
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本書に登場する元商社マンは、自分がセールスしていた添加物の負の側面を自覚し、今では消費者にその功罪を説く活動を始めた。化学調味料を混ぜ合わせて作る「長浜ラーメン風」スープ、シロップがたっぷり入った清涼飲料水、コーヒーに使う〝ミルク〟。講演では、日常、私たちが口にする加工品の正体を暴き、消費者に対し、こう問い掛ける。 「ファミレスや喫茶店で、なぜコーヒーフレッシュが使い放題か、考えたことありますか?」 この本に収録した本紙連載の第4部では、輸入食品の検査や管理の実態、安くて便利な加工食品の裏側などを伝えた。読者から届いた手紙やファクス、メールには、連載への批判とともに、現代の食の実態に驚く言葉が並んだが、「現状改善のため何ができるだろう」と、模索する姿もにじんでいる。最も多かった感想は 「食べ物がどうやって食卓まで届くのか、関心がなさすぎた」という自省。「連載を読むと何も食べられなくなる。知らない方がよかった」という声も。「より良い未来の実現はまず、現実の直視から始まる。それがなければ、聞こえのいい言葉や、実態にないイメージに踊らされ、本質を見失うのではないか」(「はじめに」より)。 シリーズを通じて感じる共通項は「食の現実を知ること」と「消費者の選択」である。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 A5判ブックレット/476円+税 ISBN 978-4-8167-0625-9 C0336 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側8 ~食育 その力~
¥524
SOLD OUT
生活習慣病の低年齢化、子どもたちの生きる意欲の喪失。食が原因と指摘される、こうした現実と2005年7月の「食育基本法」施行などを受け、学校現場を中心に「食育」への取り組みが動き出しました。 本書は、今春本紙で連載した「食卓の向こう側 第8部 食育 その力」を中心に、食育の意義などについて討議したシンポジウムの詳報、連載に寄せられた読者の感想や関連資料を添え、再構成しました。 地場産米と家庭用炊飯器を使い、学校給食の残食をなくした高知県南国市の取り組みや高松市立国分寺中学校長の竹下和男さんが始めた「自分でつくる〝弁当の日〟」など、全国各地で展開されている先進事例を交えながら、さまざまな角度から食育のあり方、可能性を探ります。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 A5判ブックレット ISBN978-4-8167-0689-5 C0336 2006年7月1日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
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食卓の向こう側7 ~生ごみは問う~
¥524
SOLD OUT
2005年11月27日から12月14日にかけて本紙で連載した「食卓の向こう側第7部 生ごみは問う」を中心に、12月17日に行われたシンポジウム「生ごみは問う―食べ残しと循環型社会」の詳報、連載に寄せられた読者の感想や関連資料を添えて再構成しました。 家庭から出る生ごみを使った簡単な無農薬野菜の作り方も収録。 西日本新聞社「食 くらし」取材班 A5判ブックレット ISBN978-4-8167-0679-8 C0036 2006年3月15日発行