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31センチの約束
¥1,320
友だちが苦しんでいるとき、あなたならどうしますかー? 小学4年生のサラは、おしゃれ好きな女の子。友だちのゆいといっしょに、バレーボールのクラブチームに入って毎日を楽しんでいます。 ところが突然、ゆいが白血病という病気になったことがわかります。治療のために、ゆいの美しい髪が失われてしまいます。 サラは、ゆいのために髪を伸ばし、ウイッグ(かつら)を作ってプレゼントしようと心に決めます。でも、バレーボールクラブには「髪はショートカット」という伝統があって…。 病気の治療で髪を失った子どもたちへ、髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」をめぐる物語。小学校中高学年~。 嘉悦洋 著 ながん 絵 96ページ/A5判/上製/本体1,200円+税 ISBN978-4-8167-0992-0 C8093 2021年5月30日発行
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続・ペコロスの母に会いに行く
¥1,320
「ゆういち、生きとこうで。生きとけば、どげんでんなる。」 母と父の気配をすぐそこに感じながら 詩情豊かに描いた、老いとぼけと家族の物語。 デビュー作『ペコロスの母に会いに行く』(第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞)から約7年。 西日本新聞※、新潟日報※、東京新聞、北海道新聞で長期にわたり連載された8コマ漫画「続・ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの陽だまりの時間」を再編集。(※は現在も連載中) 【著者あとがきより】 とにかく生きてください。どういう時代をどういう状況でくぐり抜けようと、 くぐり抜けた日々は全てあなたの糧になっています。 後で気づくので、気づく時まで、まず生きてください。 僕の卒業時の卒業アルバムにあったカロッサの詩の一節、 生きていなさい! 星が私に言いました。 生きていなさい! 森も小川も言いました。 この言葉がずっと心にありました。 自殺しようとして森に入った人に向かって、自然が囁いた言葉だと解釈して。 とても腑に落ちるフレーズでした。そしてこの言葉を自分なりに咀嚼して、 生きとかんば! (生きとけば)どんげんでんなる! これらの言葉をキーワードにマンガや唄を作っています。 (中略) ボケるということは、辛かったことも忘れていくということ。 認知症になった母の頭の中を、僕は、父との楽しい思い出で満たしてあげたい。 そのために、僕は漫画を描く。 だから希望しか描かない、描きたくない。 そう思っています。 老いを、人生を、笑っていきましょで! 皆さんの肩の荷が少しでも軽くなりますように。 ペコロスこと、漫画家岡野雄一のタイムトラベルエッセイ決定版をお届けします。 <著者紹介> 漫画家、シンガーソングライター。1950年長崎市生まれ。高校卒業後に上京、出版社に勤務。40歳で長崎にUターンし、息子と老いた両親と同居を始める。 父さとるさん亡き後、「ぼけ」が始まった母みつえさんとの日々を、長崎のタウン誌に描き始める。自費出版した漫画が話題を集め、 2012年にデビュー作『ペコロスの母に会いに行く』(西日本新聞社)を刊行。第42回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞し、25万部超のベストセラーとなった。 同名でドラマ化(NHK-BS)され、2013年秋に映画化される。映画は2013年の第87回キネマ旬報ベスト・テンで、日本映画ベスト・ワンを獲得。『みつえばあちゃんとボク』(西日本新聞社)のほか著書多数。 『ペコロスの母に会いに行く』は2019年3月にKADOKAWAから文庫化され、同年5月からNBCテレビ(長崎放送)でアニメが放送開始予定。 岡野雄一 著 192ページ/A5判/本体1,200円+税 ISBN978-4-8167-0971-5 C0095 2019年5月20日発行
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ペコロスの母に会いに行く
¥1,320
◎第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞!◎ 母は、人生の重荷を下したかのように、ゆっくりとゆっくりとボケていきました─ 62歳、無名の“ハゲちゃびん”漫画家が 施設に暮らす認知症の母との 「可笑しく」も「切ない」日々を綴った 感動のコミックエッセイ! 40歳で故郷長崎にUターンした漫画家(62歳)が、親の老いを見つめてきた日々の、笑えて、温かくて、どこか切ない家族の物語。 主人公は、認知症と診断され施設に暮らす現在89歳の母。母が見せる「人生の重荷を下ろしたとびっきりの笑顔」や、著者のはげた頭を見て名前を思い出すエピソード、時折つぶやく亡き父との思い出話などを描いたコミックエッセイです。 「忘れること、ボケることは、悪いことばかりじゃないんだ。母を見ていてそう思った」 長崎市の老舗書店で2カ月間売り上げ1位を記録した自費制作本などから、家族を描いた漫画を集め、新作やエッセイを加えて刊行! 岡野雄一 著 B5判変型/192ページ/並製 ISBN978-4-8167-0853-4 C0095 2012年7月7日発行
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みつえばあちゃんとボク
¥1,320
25万部発行「ペコロスの母に会いに行く」の岡野雄一氏、最新刊。 全国の読者に愛された、みつえばあちゃんのかわいらしさと詩情豊かな心象描写がオールカラーで、さらに広がります。 東京から(ハゲた)お父さんの故郷・長崎に引っ越してきた小学生のまーくんは、母親代わりのみつえばあちゃんと、さとるじいちゃんと、仲良く一緒に暮らしています。本書は、特に事件が起こるでもない、ばあちゃんと孫の日常を描いたものですが、岡野さんはその中に「豊潤な時間」を見つけます。まーくんを温かく見守り、少しずつ老いていくみつえさんに、読み手は「誰よりも心を許した、許したかった」おばあちゃんの姿、声を思い出すことでしょう。 前作同様、岡野さんが描くのは、決して「無」ではない、認知症の豊かな世界。 「記憶は愛である」と言ったのは、映画「ペコロスの母に会いに行く」の森﨑東監督。まーくんとみつえばあちゃん、それぞれの愛を感じてください。 岡野雄一 著 208ページ/四六判/本体1200円+税 ISBN978-4-8167-0911-1 C0095 2015年12月24日発行
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いのちをいただく
¥1,320
本書は「命と食」をテーマに講演を行う熊本県の食肉加工センターに勤務する坂本義喜さんの体験談を基にした絵本です。坂本さんは「牛を殺す」という具体的な事例を交えながら、「動物の命を私たちはいただき、生かされている」ことの意味を問い続けます。その講演録を、福岡県行橋市の助産師、内田美智子さんが物語り風にまとめ、佐賀県三瀬村の画家、諸江和美さんが絵をつけました。 物語は、小学校の授業参観をきっかけに、坂本さんと息子のしのぶ君が食肉加工センターの仕事について語り合う場面から、牛の「みいちゃん」を同センターに運び込んだ女の子の家族と、坂本さんとの出会いへと展開します。巻末には、九州大学の佐藤剛史助教が農漁業や保育に携わる人たちを取材し、執筆した現場ルポ「いただきますということ」を収録しました。 80ページ/A5判変型/1200円+税 ISBN978-4-8167-0785-8 C8736 2009年5月11日発行
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食卓の向こう側 コミック編
¥1,047
SOLD OUT
西日本新聞社では、連載やシンポジウムなどを収録したブックレット(小冊子)の出版を続けてきましたが、「子どもたちにも読ませたいが、テキストみたいでとっつきにくい」「食に無関心な層に伝えてほしい」との読者の声を受けて、連載をベースに書き下ろした漫画「コミック編」を刊行することになりました。「家栽の人」で知られる漫画家の魚戸おさむさんが描きます。 若い世代の食生活の実態に警鐘を鳴らし、毎日の排便の大切さを訴えた「うんこ」(第一話)、いびつな食生活により心身が病むことを説いた「青春期内科」(第二話)など計5話で構成します。主人公の女性記者が、取材を通じて「食の現状」を知り、成長していく過程を描きながら、食卓の向こう側に横たわる社会の姿に迫ります。 魚戸おさむ 作画 佐藤弘・渡辺美穂 原作 130ページ/A5判 ISBN978-4-8167-0737-7 C0036 2007年10月9日発行 さらに詳しく:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/