2015/07/23 12:03
こんにちは。九州・山口の山の本『季刊のぼろ』編集部です。
福岡はいまだ梅雨明けせず、長雨が続いています。早くすっきり晴れ渡った空の下に飛び出したいものです。ところで、みなさん山に泊まったことはありますか?のぼろ読者であればご存知かと思いますが、九州には全国から人々が訪れるテント場があります。それは、くじゅう山系の真ん中に位置する坊がつるキャンプ場。
『季刊のぼろ』vol.5「しあわせな山泊」特集では、その坊がつるキャンプ場で出会った人々にテント泊の魅力を聞いて回りました。話を伺ってみると、みなさんいろいとな思いをザックに詰めて山に入っていました。そしてみんな、山を降りる頃にはザックが軽くなっているんだなと。
おおげさですが、テントを買って私の人生は劇的に変化しました。「あー、私はこれがしたかったんだ!」ということに気づき、雲が晴れた気分。こんな体験を多くの人に味わってほしくてこの山泊特集を作りました。そう、本当に必要なものは背中に背負えるだけで十分なんです。
あと一つ言わせてください。そんなテント派の私を大きく変えたのが山小屋。「あー、なんで今までテント泊ばっかりしてたんだ! もったいない!」と。夜の山小屋の灯りをぜひ小屋の外から見てほしい。これ以上温かいものって世界に存在しないんじゃないかと思ってしまいます。温かい灯りの下では、みんな歌を歌ったり、山談義に花を咲かせたり…。下界ではちょっとこっぱずかしくてできないようなことができちゃうのが山小屋マジック。今年の夏は、山で夜を明かしてみませんか?
(写真上)坊がつるを基地にして、周辺の山々へ。自分のテントに戻ってくるとホッとする
(写真上)いつまでも外から眺めていたくなる山小屋の灯り。大先輩との山談義も小屋の魅力。(多良岳金泉寺山小屋にて)
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