



もし君が君を信じられなくなっても 不登校生徒が集まる音楽学校
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不登校の児童生徒数は全国で約30万人に上り、増加傾向にある。いじめ、発達障害、ひきこもりなど、背後にはさまざまな事情が横たわる。それらの傷をパテで埋めるのではなく、人生の模様として生かそうとする音楽学校が福岡市にあった。音楽×教育という前例のない試みが、心を閉ざした子どもたちに化学反応を促した。
開校した2001年、入学式に集まった子どもの多くは不登校を経験していた。音楽のプロ養成という理念よりも、高校卒業資格が取れるという〝付録〟が本人や保護者に刺さったのだ。
著者の毛利直之氏は、同校創設者で元ミュージシャン。教育分野では素人ながら、素人だからこその気づきを基に、音楽による自己表現を土台に社会性を養っていくスタイルを見いだした。
本書は「学校を辞めたい」「特性」といったキーワードごとに、開校以来20年間の事例をまとめ、実践的なアプローチを紹介。卒業生で歌手の手嶌葵さんも登場する。また、新入生の1年間を追った定点観測も収録。自己肯定感の育み方をテーマにした詩人との対談もある。
音楽と本気で向き合い自信を取り戻した子どもたちの足跡が、今悩んでいる君の1歩目になる-。そんなヒントが詰まった一冊だ。
<著者プロフィール>
毛利直之
1955年、福岡県生まれ。
プロミュージシャンとしての活動後、2001年に高校の卒業資格が取得できる音楽学校「C&S音楽学院」を設立。21年まで学院長を務める。スタジオ・ジブリの作品「ゲド戦記」の主題歌でデビューした手嶌葵さんらを輩出。
不登校など困り事を抱えた生徒たちが、音楽を介して社会性を身につけていく姿はメディアでも数多く取り上げられ、現在は各地で講演活動を続けている。
首藤厚之
1977年、大分県生まれ。
2006年、西日本新聞社に入社。13年、C&S音楽学院の卒業生を中心とした新聞連載「詞を紡ぐ」を担当。記者として取材や編集に携わり、22年からは出版業務に従事する。
本書では、23年に入学した知人の息子の1年間を〝定点観測〟した。
毛利直之・首藤厚之 著
208ページ/四六判/並製/本体1,600円+税
ISBN978-4-8167-1016-2 C0036
2024年12月8日発行
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