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現代文学風土記

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「小説は場所への興味から始まる」吉田修一 (「波」2019年9月号より)

気鋭の批評家、酒井信(明治大准教授)が〝土地〟から小説を読み解くブックガイド。

農村、漁村、下町や都心部、寂れゆく地方都市、郊外のベッドタウン…。小説には、土地から立ち上がるもの、逆に立ち上がらなくなったものが反映されている。作家の出身地、小説の舞台、インタビューなどをたどりながら、作品を批評。通読すれば現代社会のかたちが見えてくる。

主要文学賞、必読作品、読書感想文向け作品などの分類もあり、高校、大学生向けのブックガイドとしても活用可能。

中上健次、カズオ・イシグロ、村上春樹、角田光代、伊坂幸太郎、東野圭吾、三浦しをん、西村賢太、青来有一、吉田修一、桜木紫乃…

純文学からエンタメ小説のジャンル問わず、1977年から2021年の180編を収録。舞台は全47都道府県に及ぶ。

著者プロフィール
酒井 信(さかい まこと)
1977年長崎市生まれ。明治大学国際日本学部准教授。早稲田大学人間科学部卒業後、慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学助教、文教大学准教授を経て現職。専門は文芸批評・メディア文化論。著書に『吉田修一論 現代小説の風土と訛り』『メディア・リテラシーを高めるための文章演習』など。

酒井信 著
416ページ/A5判/並製/本体1,800円+税
978-4-8167-1001-8 C0095
2022年5月18日発行

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