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ミステリーの女王 夏樹静子と福岡
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博多、糸島、中洲――。
ミステリーの女王は、福岡の街に美しい罠<トリック>を仕掛けていた。1970~80年代の福岡の風景や作家の筆跡をたどりながら、夏樹静子を今読み解く。
「Wの悲劇」や「蒸発」などで知られる推理作家、夏樹静子(1938~2016)。
福岡でデビューし、この街に暮らし、等身大のリアルな女性の生き方を社会派ミステリーの中に鮮やかに描写してきた。作家が生きた時代と作品を伝える決定版。
作家の書斎や愛用品を写したグラビアや、作品に描かれた当時の福岡の風景写真は貴重。
作品解説や作家の年譜、短編小説も収録している。研究家や編集者、親交のあった人物たちが語る作家の功績や人物像は必読。
今、ミステリーの女王が蘇る。
福岡市文学館 編
176ページ/A5判/本1400円+税
ISBN 978-4-8167-0993-7 C0095
2022年3月18日発行
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