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しあわせ農泊 安心院グリーンツーリズム物語

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 著者の宮田静一さんは、大分県宇佐市の安心院町グリーンツーリズム研究会会長。
 グリーンツーリズムとは、農家に宿泊することで農村文化を体感してもらい、農家が現金収入を得る取り組み。高齢化が進む農村の新たな産業として注目されています。由布院市に隣接する中山間地に、ぶどう農家として入植した宮田さんが1996年に同研究会を立ち上げ、「安心院方式」と呼ばれる会員制農村民泊を始めました。
 本書では「宿泊者専用の調理場は必要ない」とした大分県独自の規制緩和が後に国を動かした経緯や、農泊を体験した修学旅行生たちが、受け入れ先の家族と涙を流して別れる様子などを振り返りながら、バカンス法制定の実現に向けてグリーンツーリズムの普及に取り組む宮田さんと仲間たちの歩みを紹介します。豊かな生き方、幸せとは何かを、都会で暮らす現代人に問い掛けます。

宮田静一 著
242ページ/並製/四六判
ISBN978-4-8167-0815-2 C0036
2010年6月8日発行

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