ここ 食卓から始まる生教育
内田美智子さんは福岡県行橋市在住の助産師。産婦人科医院勤務の傍ら、「性」「生」「食」をテーマに講演活動を行っています。
講演では「性を大切にしようと思えば生が大切になる。生を大切にすれば食が大切になる。『性』と『生』と『食』はつながっていたのです」と語り、家族で食卓を囲む大切さを訴えます。
本書は、大学生の食育に取り組む九州大学大学院農学研究院助教の佐藤剛史さんとの共著。佐藤さんが執筆した終章では、データや実験結果などで内田さんの考えを検証、裏付ける解説も収録しています。生と死を見つめてきた体験談、乳幼児期の子育て論、子どもが家事を手伝うことによって身につく力や食べることの大切さ―。現代の「食卓」を通して、子どもたちの性の現実、社会や家族のあり方を見つめ直します。
内田美智子・佐藤剛史 著
204ページ/四六判/上製
ISBN978-4-8167-0736-0 C0036
2007年10月20日発行