四季六双
本紙夕刊で連載されたコラム「四季」をまとめたものです。
筆者は福岡県内の詩人、弁護士、元教育長、女性起業家、民放役員ら6人。
昭和40年代に「まちかど」のタイトルでスタート。1992年1月のカラー化した夕刊新紙面では一面の顔として毎日連載されるようになりました。
掲載された時代は変化に富んでいました。昭和から平成へ時計の針は動き、世の中は高度経済成長を経て、バブル経済に突入、そして崩壊。個性的で軽妙なタッチの文章の、時代を映し読み手の心に警鐘を鳴らし続けた内容に「共感を覚えた」「考えさせられた」などと読者からの反響が相次ぎました。閲読率の高い人気コラムでもありました。
今回は、2004年の最終回からさかのぼり過去5年分の連載からそれぞれ30数編を厳選。時に鋭く、時には温かく、大きく揺れ動いた社会を見つめ、それぞれの思いをつづってきた6人の「四季」は、人が生きていくうえで大切なものは何かを、さりげなく問いかけています。
田島安江 編
224ページ/A5判変型/並製
ISBN978-4-8167-0690-9 C0036
2006年6月20日発行